バルナックライカ、Leica DⅡ レンジファインダー フィルムカメラボディ（ニッケル/ブラックペイント）です。

ペイント部分は非常に綺麗だと思いますが、象嵌部分に滲みがあります。
アタリ、ヘコミはありません。グッタペルカはワレ、欠け、色落ちなく、大変綺麗です。

シャッター各速度切れています。
巻き上げ、巻き戻し、フィルムカウンター問題ありません。巻き戻しレバー動作確認済みです。
ファインダーはクリアに見えています。
レンズを取り付けて二重像の移動も確認済みです。

総じて年代の割には状態はいいと思います。



個人的にはDⅡがカメラの完成形だと思っています。
レンジファインダーが搭載され、初めてカメラ単体での撮影が可能になり、スローや高速などの付加価値もなく、最低限必要のシンプルな機能と必要最低限のサイズ感。
カメラに美しさがあるとしたら、このカメラこそがまさにそれだと思います。

ほぼ一世紀前のカメラが現に今稼働するという事実は、当時のライカの「良いものを作る」という意気込みの為せる技でしょう。
小さいのにズシリと重く、手に持つだけでしっかりと作り込まれている感覚が窺えます。

ただ単にカメラというだけではなく、真に「良いもの」とは何かを、このカメラは教えてくれるように思います。

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