「青陵」は、橿原考古学研究所が、創立14年後の昭和26年に、所員の連絡紙として創刊された。初代所長の末永雅雄博士がその第1号の「発刊のことば」で記しているように、「學問に志すものの集りとして、また學問を介して人間との結合を深く意図しながら、われわれはこの十四の歳月を過して来た」「ただ遠くに住む同人には毎週の集りに参加することも困難であるので」「研究生活を知らせて頂きたい毎号を手にするごとに健全なる研究を続けられる、或いは活躍の諸君の姿がはっきりと描き出して頂きたいものである」との研究所メンバーへの思いが込められている。

「青陵」第1号から100号まで欠かすことなく、原本に一切手を入れずに完全復刻されている貴重な資料で、入手困難な愛蔵版といえる。

発行元橿原考古学研究会
編集　奈良県立橿原考古学研究所
出版年1996年、B5判
ページ2冊函入、ハードカバー

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