アクアマリンは、エメラルドなどと同じベリル系の天然石で3月の誕生石として有名です。「海の水」を意味するラテン語が語源となっており、和名では「緑柱石」といいます。
パキスタンはアクアマリンの大産地で、針の様な細いアクアマリンから片手では握れないほど太い巨大な結晶のクラスターまで産出しています。
透明度の高い宝石質のアクアマリン原石は美しいですが、なかなか価格的には手頃とは言えません。それにネットやミネラルショーでも手に入れる事はそれほど難しいものではありません。
このアクアマリン原石は透明感もそれほど無く、形状も綺麗な六角柱ではありませんが、一風変わったアクアマリン原石です。柱面は積み木を重ねた様な段差があり、その積み木の境界面が他より水色が濃くなっています。アクアマリンとゴシュナイトの積み重ねの様な構造です。
成長過程が非常に特殊であった様で、もしかしたらアイスクリスタルの様なエッチングを受けたかもしれません。
ある意味レアなコレクションピースと思います。

33.3×22.9×203mm 21.09g

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